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いつの間にか、今年も梅雨がきた。
何とも言えない季節だ。
私の哲学でいうと
くもりで傘を持っていくのは嫌いだ。
途中で降ってくれればありがたいのだろうが、
もし降らなければ損した気になる。
それは傘を持っていかなくて急に雨が降り
傘を買う事になったとしても
傘もってるのに使わなかった「損な気分の方」が余裕で勝つ。
ワイルド感たっぷりで男らしいな。
これと同じ感覚他にもあった気がする。
例えば1万円の食事券があったとする。
ただし、1万円以内でもお釣りはでない。
そんな時、レストランでジャスト1万円のメニューが
あればいいのだが、ないとしよう。
お勘定が9500円で500円余らす、
つまりこの場合500円分の権利を放棄する事になるのだが、
10500円のお勘定で500円現金で足すのと
どちらが得と考えるか?
さらに10000円の勘定になったとしても
9500円はおいしいが、500円あきらかにまずいものを
食べるのでは得といえるのか?
ワイシャツを捨てるタイミングは
クリーニングが終わって襟、袖がよれてるのがわかって捨てるのか?
でもクリーニングしたのならあと1回だけ着ないと損だ思い着る。
着終わってみると、そのまま襟がよれているの忘れて
またうっかりクリーニングだしてしまう。この繰り返し。
これが最後と思いながら延々着ているワイシャツが
どれほどあるのか?
あと1回だけは絶対に1回では終わらない。
損得というよりも
もったいなから、あと1回もとをとろうとするその根性が卑しい。
MOTTAINAI のワンガリ・マータイさんもびっくりだ。
彼女に別れを告げられた男が
最後にせがむ「せめてあと1回だけ・・・」
昔はそんなセリフに呆れていた彼女もようやく大人になり、
「まあ、最後だし・・・」となる。
・・・損とか得よりも
尊と徳をもっと養いたいものだ。
そこに気づかないのがもったいない。