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飛行機はあまり好きではない。

怖いからねえ。

何が?って、そりゃあ、飛ぶのも落ちるのも怖い。

人類は二足歩行がぎりぎりの陸の種族なのだ。

 

だからといって、海外旅行を暢気に船では行かないし、

カンタス航空を指定もしない。

レイ・ブラッドベリかレインマンでもあるまいし、

それほど世離れはしていない。

 

現代人なので、しょうがなしに飛行機に乗る。

離着陸の寸前はいつも気絶している。

・・・いやいや、緊張の極限までいき、ついつい寝てしまうのだ。

きっと、航空会社の陰謀(サービス?)により

パニックを防ぐために離着陸の時だけうっすらと催眠ガスを

放出しているに違いない。

 

知識人たちは言う。

「飛行機ほど安全な乗り物は無い」だの

「これで落ちたらあきらめつくでしょ」と。

 

事故の確率とかの問題ではないのだ。

感覚とイメージの問題なのだ。

船も車も電車も本気で事故ればアウトだが

心のどこかに「ひょっとしたら助かるという希望」があるではないか。

飛行機にそれがない・・・

 

そして、あきらめきれない。

 

南米のジャングルに墜落して、ひとり生き残って

背中にツクツクバエの卵生み続けられても

何千キロも歩いてでも生き残りたい。

「あきらめの悪さ」前面にだしていきたい。

 

ただ、飛行機乗っている間中、緊張しっぱなしかというとそうでもない。

人間は、悲しいかな慣れの生き物なのだ。

一度飛んでしまえば、エアポケットに入って揺れない限り飛んでる事を忘れがちになる。

 

さらに、機内食食っている間だけは絶対に落ちる気がしない。

 

なぜなら、そんな時に落ちたらややこしいだろう。

客室乗務員の方が面倒にも一人ずつ機内食くばっているというのに。

 

本当にやばかったらカーテンの向こうで

客室乗務員たちは自らパラシュート装備しているに違いない。

機内食を給仕している間は安全ということだ。

 

あと

映画見ている間は落ちる気しない。

寝ている間は落ちる気しない。

ファーストクラス乗っている時は落ちる気しない。

落ちても助かる気がする。

離着陸のとき客室乗務員と向かい合わせの席だと,ちと照れくさい。

でもこんな時、全く落ちる気がしない!

 

あと土産をたんまりと買い込んだとき

なぜか落ちる気がしない。

この土産を持ち帰り、無事に渡して笑顔を見るまでは

絶対に落ちるわけにはいかねえ!!!

再び大地にこの足をのせる事ができるのなら

他になにもいらない!なんでもするぜ!

テンション上昇、そんな気になる。

着陸の瞬間、機長に心の中で

スタンディングで拍手を送っている

「good job!」「グレート!!!」

 

しかし無事着陸して

空港でモタモタされていると

気分がとても落ちる・・・

 

さっきまでテンションあがってたのが嘘のよう。

自己防衛のための

脳内麻薬がちょうど切れたのであろう。

 

 

 

 

 

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1963/01/23
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自己紹介:
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