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えー、襖ってすごいなあ。
ふすま。
あのふすま。

この間映画「大奥」を観に行った。
男と女が逆転する、ニノとか柴崎コウとか
俺の大好きな大倉忠義君が出ている。
まじで大倉君は端正な顔立ち、かわいいね。
男でこんな気持ちになったことはない。時代劇にぴった・・・・

いやいや、今回は大倉君の話でもなければ、大奥の話は
どうでもいい。

襖なのだ。そう、ふすま!
はかまでもなければ、ねぎまでもない。ふすま。

わがブログ
こういう字数稼ぎが最近富みに多し。めんどうにして、うざし、
あんまり読んでなし、読む気なしとの声、多し、大きし。
反省の一途なり。

襖っていろんな役割があるのだ。
「大奥」の映画観て再発見。日本てすばらしい。

襖は真ん中から左右にすーっと開く。なので誰かが登場する時に
特に偉い人が登場する時には華が出るなあ。
今回は柴崎コウ扮する吉宗登場のシーンが見せ場の一つでもある。
現代の結婚披露宴での花婿花嫁登場のシーンだと
ドアを開けるドアマンが目立ちすぎるのだよ。ドアマン格好良すぎ。
その点、襖は裏であければあける人が目立たずにすむ。

襖はそうサイドパネルだ。舞台備品なのだ。
先斗町あたりでは、芸者さんの登場口として
しっかり金屏風をサイドパネルとして
使っているし。
・・行った事ないからしらないけど/

パテーションにもなる。
美術的要素もある。美術工芸品にもなる。
大奥の中の偉い人たちの部屋は
それぞれ襖のデザインが違うのだ。
壁紙よりももっと絵画に近いような存在なのかもしれない。

そして何よりも風情とともに色香がある。
上質のエロ気品が漂うのである。
襖の向こうで衣擦れの音なんて・・・日本人って繊細だ。

だから襖一枚で一人芸なんて遊びもできる。
障子だったら指で穴をあけてのぞけるし。

ただし、夜中にすーっと襖が開くと怖い。
カチャッではなくすーっと開くところに怖さがある。
そして襖がまたすーっと閉まると、冷や汗がでる。

日本の怪談って本当に怖い。
すーっと開くのが怖いから、もう最初からあけた状態で
寝る事にしている。


夜中に襖がすーっと開くと聞いて、
違う意味のわくわくを感じた人は
ちっとも開かない襖を見ながら
一晩中わくわくしてればいい。

反省の一途。








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