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お久しぶりです。
前にもちらっと言ったが、
私を今まで泣かせた俳優ベストテンなどをやりたいと
言ったところ、かなり反響があったのでやってみたい。
まずはやはり「悪役」映画俳優古今東西からだろう。
なぜ、やはりなのか?
そりゃ〜 悪役には華があるからだ。
悪が極立って初めて、主役が生きるのだ。
しかし、一口にいっても悪役もいろいろある。
なのでさらに悪役をいくつかジャンル分けして、
1963年生まれの私なりに、独断と偏見で
選んだのがこれだ! あくまで映画限定、古今東西。
忘れていたらごめん。印象と思い出だけでやってみた!
「かっこいい悪役」ベストテン 〜主役よりも目立ち,応援したくなるやつ
1.鶴見辰吾/「鮫肌男と桃尻女」(1999年公開)/フクダミツル役
2.マイケル・マドセン/「キルビル2」(2004年公開)/バド役
3.岸谷五朗/「クローズZERO2」(2009年公開)/滝谷英雄役
4.松田優作/「ブラックレイン」(1989年公開)/佐藤浩史役
5.ルドガー・ハウアー/「ブレードランナー」(1982年公開)/ロイ・バッティ役
6.ロバート・デ・ニーロ/「ヒート」(1995年公開)/ニール・マッコリー役
7.ウェズリー・スナイプス/「デモリションマン」(1993年公開)/サイモン・フェニックス役
8.椎名桔平/「アウトレイジ」(2010年公開)/水野役
9.マイケル・マドセン/「フェイク」(1997年公開)/ドミニクソニー役
10.アンソニー・ホプキンス/「羊たちの沈黙」(1991年公開)/ハンニバルレクター役
次点.仲代達也/「用心棒」(1961年)/新田の卯之助役
悪役と一口に言っても、いろんな悪役がいる。フィクションでありエンターテイメントである映画の中の悪役はスターである。主役以上に光り輝き、色香をふりまく、我らの憧れ。
鶴見辰吾扮するフクダミツルはヤクザの幹部だがかなり都会的でオシャレだ。白髪に近い銀髪にして、ワンピースのドフラミンゴのような白毛皮のコート。田舎の山の中まで主役の浅野忠信を追いかけてくるのだが、その決め決めファッションでやってくる。大自然の中での鶴見のファッションのコントラストはあまりに危険で美しい。真の極道は自分のスタイルをいかなる時でもくずさない。マイケルマドセンは個人的には顔が大好きだ。お笑いのぐっさんに似てなくもないが、がっちりした体格にふてぶてしいあご。キルビル2ではトレーラーハウスで自家製の大盛りの「マルガリータ」を仲間のエルドライバーに振る舞ってくれるのが素敵。岸谷五朗扮する滝谷はヤクザの組長。主役の小栗旬の父親だ。その小栗にけんかで人生を教えるところがシブい。なにかセリフはいてたが忘れた。セリフ自体は問題ではない。その生き様だ。松田優作扮するブラックレインの佐藤の凄みはあまりに有名だ。スクリーンに登場して最初のセリフ「久しぶりだな〜」は何度もモノマネしたもんだ。でも最後、アメリカ映画では珍しく殺されずに逮捕される。松田優作を真ん中にして両端を高倉健、マイケルダグラスにはさまれて警察署内に連行される、松田の顔には薄ら笑い。このスリーショットだけは映画史上に残る名シーンだ。日本の警察へのオマージュでもある。ルドガーハウアー扮するロイバッティは人間ではない、レプリカントだが、見た目は人間だから入れた。彼は人間より強くて、華麗で、孤高でいて人間より悲しい。ロバート・デ・ニーロは職業的な犯罪者の役だが、しっかりと銀行強盗の下見や打ち合わせ、段取りするところに職業的な共感を覚える。ウェズリースナイブスはデモリションマンでは金髪でオーバーオールに高笑い。人間離れした身体能力に異常な強さを感じた。椎名桔平扮するヤクザの水野は普段冷静なだけにいざという時の、男気に色気がある。殺される前に女のマンションに行って役割を果たすところがかっこいい。マイケルマドセンがフェイクで演じるマフィアの中ボスはそれこそ、ぐっさんそっくりだ。組織をまとめる悪いオーラが漂う。アンソニーホプキンス扮するレクター博士が逃亡するところはこの映画一番の見せ所で、なぜか応援してしまう。敵にはまわしたくないし、友達にもなりたくない。次点の仲代達也の卯之助役は少し古くて、私は生では見ていない。ただ、当時の観客はそのファッションとニヒルさに惚れたはずだ。
「キレたら怖い悪役」ベストテン〜ていうより、この人キレてる
1.鹿賀丈史/「野獣死すべし」(1980年公開)/真田徹夫役
2.ゲイリー・オールドマン/「トゥルーロマンス」(1993年公開)/ドレクセルスパイビー役
3.ジョー・ペシ/「グッドフェロウズ」(1990年公開)/トミー・デヴィート役
4.レイ・リオッタ/「サムシングワイルド」(1988年公開)/レイ役
5.ミッキー・カーチス/「KAMIKAZE TAXI」 (1994年公開)/亜仁丸役
6.小沢仁志/「ビーバップハイスクール」(1985年公開)/戸塚水産の中村竜雄役
7.阿部亮平、ジェントル(ミルククラウン)/「ヒーローショー」(2010年公開)/鬼丸兄弟役
8.キーファー・サザーランド/「スタンドバイミー」(1986年公開)/エースメリル役
9.マイケル・マドセン/「レザボアドッグス」(1992年公開)/Mr.ブロンド役
10.アル・パチーノ/「スカーフェイス」(1983年公開)/トミーモンタナ役
理由、解説はあとで
「凶悪、危険、狡猾、冷酷な悪役」ベストテン〜こんな奴は映画の中だけにして
1.でんでん/「冷たい熱帯魚」(2011年公開)/村田幸雄役
2.ゲイリー・オールドマン/「レオン(1994年公開)」/スタンスフィールド役
3.エドオロス/「レッドブル」(1988年公開)/ビクターロスタビリ役
4.白竜/「その男凶暴につき」(1989年公開)/清弘役
5.ジェームスレマー/「48時間」(1983年公開)/アルバートギャンズ役
6.ダニー・トレホ/「コンエアー」(1997年公開)/ジョニー23役
7.アンディ・ロビンソン/「ダーティハリー」(1971年公開)/スコルピオ役
8.カートウッド・スミス/「ロボコップ」(1987年公開)/クラレンスボディッカー役
9.ヴァーノン・ウェルズ/「マッドマックス2」(1981年公開)/ウェズジョーンズ役
10.ヒース・レンジャー/「ダークナイト」(2008年公開)/ジョーカー役
理由、解説はあとで
「最強の殺し屋、敵のナンバー2の悪役」ベストテン〜アクも強い、強印象のおいしいやつら
1.ハビエル・バルデム/「ノーカントリー」(2007年公開)/アントン・シガー役
2.浅野忠信/「殺し屋1」(2001年公開)/垣原役
3.ロバート・ショー/「007ロシアより愛をこめて」(1963年公開)/ドナルド・レッド・グラント役
4.岸田森/「蘇る金狼」(1979年公開)/石井役
5.アレクサンダー・ゴドノフ/「ダイ・ハード」(1988年公開)/カール役
6.ビリー・ドラコ/「アンタッチャブル」(1987年公開)/フランク・ニッティ役
7.佐藤浩市/「さらば愛しき人よ」(1987年公開)/木内義政役
8.ポール・スミス/「XYZマーダーズ」(1985年公開)/ファロン役
9.ヴァーノン・ウェールズ/「コマンドー」(1986年公開)/ベネット元大尉役
10.ブルース・ウィリス/「ジャッカル」(1997年公開)/ジャッカル役
理由解説はあとで