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私の基本姿勢として、
「この映画はおもしろくない」とか
「あの店はまずい」などということは
なるべく言わないようにしている。

映画がおもしろいとか料理がまずいうまいなどは
個人の趣味なのだ。今までの生き方にもよるし、
その人の人格を否定することになるかもしれない。

事実、おもしろいといってるんだから
そこに嘘はないだろう。
うまいに嘘もないだろう。
自分でもその日の体調や気分によっては
おもしろい、おもしろくないと変わることもある。

なので、なるべく「おもしろくない」とか
「おいしくない」とかは言わないようにしている。

ただ、きのう観た映画「踊る大捜査線3」は例外だ。
ひどい。ひどすぎる。
フジテレビは何を考えて作ったのか?
あれは映画ではなくテレビドラマでもなく
ただのdocomo動画にすぎない。

全編に漂うしまりのなさ、間延びが気になる。
本来の持ち味である独特のゆるさとは違う。
編集してない?

感動がいっさいない。
「踊る〜」に使われる曲は3曲しかない。
タイトルバックのあれと、サンダーバードの曲みたいなやつと
エンドロールで流れる織田裕二の唄う「ネバネバネバ〜」って
やつだけだ。その3曲だけで今までは流れの中でメリハリを
つけてきたが、今回はノリがない。
最初のタイトルバックだけでもちゃんと作っていれば
それなりにしまるものを。

映画らしいシーン全てなしで
そう、フラストレーションがたまっていく。

前半、バスジャックされたバスが道路を
猛スピードでジグザグ運転しながら
暴走するシーンがある。
横から出てきた乗用車を急カーブでよけて
通るバス。間違いの始まりだ。
そこは、映画なら乗用車にぶつけて走り抜ける
のが筋であろう。クラッシュだろ!
ジョンフランケンハイマーなら青筋たてて怒るよ!
リュック・ベッソンならそこで20分盛り上げるよ!
つでに別に1本つくってしまうよ。

最後の犯人取り押さえる一番のクライマックスも
びっくりだ。
さあ、これから取り押さえるというシーンを
別のシーンに飛ばして、
次のショットは時間経過して既に取り押さえている
というシーンになっている。
殺陣師雇えなかったのか?
テレビドラマのレイプシーンじゃないのだから
そこは経過も見せてくれないと
フラストレーションたまってしょうがない。

まあ、全編こんな感じで、フラたまりまくり。
未完成?別物?
今までのシリーズとは全く違う番外編?
1967年に作られたピーターセラーズの007カジノロワイヤル
を見た時くらいの「なんじゃこら感」だ。
ターミネータ−2とターミネータ−3ほどの差。
逆にこの程度かと安心してしまう。
素晴らし過ぎるもの見せられたら最近落ち込むしな。

いやいや、まさかこんなはずはないよな。
この映画きっと隠された何かがあるに違いない。
私だけが何かを見落としたのか?
深いメッセージがあったのか?
一度見ただけではわからない何かがあるのか?

こらー!もう一回見てまうやろうー!

こうやって何回も見なおした映画、星の数ほど。
同じように深読みして裏切られた人間、少なからず。








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年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1963/01/23
職業:
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自己紹介:
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